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AI時代にも強い“人にしかできない仕事”とは?

2026/02/09
AI時代にも強い“人にしかできない仕事”とは? 株式会社DREAM SMART

「AIが進化したら、仕事って減るの?」「将来なくならない職業ってどれ?」

――就活中の学生さんなら、一度は不安になりますよね。結論から言うと、“AIに強い仕事”は、特別なIT職だけではありません。
むしろ、現場で人の暮らしを支える仕事ほど、AIでは代替しにくい領域がたくさんあります。
たとえば福祉用具専門相談員。
車いすや歩行器、手すり、特殊寝台などを扱いますが、仕事の本質は「モノを提案する」より「その人の生活を安全に組み直す」こと。
家の段差、廊下幅、本人の動き方、家族の介助状況、本人の気持ち――情報がバラバラで、しかも正解が一つじゃない。
ここをまとめて“使える形”に落とし込むのがプロの仕事です。

この記事では、AI時代にも強い「人にしかできない仕事」の条件を整理しつつ、福祉用具専門相談員の仕事がなぜそれに当てはまるのかを、就活向けにわかりやすく解説します。
志望動機の書き方まで落とせるように作っているので、読み終わったら不安が少し軽くなるはずです。

AIに置き換わりやすい仕事/置き換わりにくい仕事の違い

まず前提として、AIが得意なのは「ルールが明確」「入力が揃っている」「正解が比較的一つに寄る」仕事です。
たとえば、定型データの処理、文章の要約、過去の事例からのパターン推定、マニュアル通りの問い合わせ対応など。
これらは今後もどんどん効率化が進みます。
一方で、AIが苦手なのは、情報が揃わない現場で、目の前の相手に合わせて判断し続ける仕事です。

具体的には、
・相手が本音を言っていない/言語化できていない
・環境条件が複雑(家、家族関係、時間帯、経済状況など)
・安全・倫理・尊厳が絡む(失敗のコストが高い)
・関係者が多く調整が必要(本人、家族、医療・介護職など)

こういう領域は、AIがいくら賢くなっても“現場での最終判断と責任”を丸ごと引き受けるのが難しいと考えられます。
就活で大事なのは、「なくならない職業」を探すより、「AIを使って伸びる職業」を選ぶ発想です。
AIは敵ではなく、道具
人にしかできない部分が濃い職種ほど、AIを使うことで“より丁寧に支える”方向に強くなれます。


福祉用具専門相談員が“AI時代に強い”と言われる理由

福祉用具専門相談員の仕事は、ざっくり言うと「生活のアセスメント→提案→導入→調整」です。
ここでポイントになるのは、扱う情報の性質。
身体状況はもちろん、家の構造、段差、動線、本人の価値観、家族の介助力、将来の変化まで絡みます。
しかも、本人の状態は日々揺れます。
昨日できたことが今日は難しい、逆もある。

ここにAIを入れると、確かに「用具の候補提示」や「制度・商品情報の検索」「説明文の作成」などは効率化できます。
でも最終的な“適合”は、現場で見て、触れて、相手の反応を見ながら決める必要があります。
たとえば歩行器一つでも、高さが数センチ違うだけで姿勢が変わり、疲れやすさや安全性が変わることがあります(影響の度合いは個人差があります)。
家の廊下幅や床材、曲がり角の数でも、同じ用具が使えるかどうかが変わります。

さらに、福祉用具は本人の尊厳に直結します。
「使うのが恥ずかしい」「家に置きたくない」「できれば自分の力でやりたい」。
こういう感情を無視して“最適解”だけ押すと、結局使われなくなる。
だから相談員は、本人の気持ちも含めて合意形成を作ります。
これが人にしかできない部分です。

つまり、福祉用具専門相談員はAIに“置き換えられにくい”というより、AIを使って知識面を補強しつつ、現場の判断と信頼構築で価値を出す仕事。
ここが強いです。


「人にしかできない」仕事の条件3つ(就活で使える言語化)

ここを押さえると、志望動機や自己PRが一気に作りやすくなります。

AI時代に強い“人にしかできない仕事”の条件は、大きく3つです。

① 相手の本音を引き出す力(ヒアリングと観察) 生活の困りごとは、本人がうまく言葉にできないことが多いです。
「なんとなく怖い」「外に出たくない」「夜が不安」。
この“なんとなく”の中に、転倒リスクや動線の問題、体力低下、家族の負担が隠れています。
表情、動作、生活パターンを観察し、言語化して整理するのがプロの仕事。
AIは会話の補助はできても、現場の空気感や相手の迷いまで含めて汲み取るのはまだ難しい場面が多いです。

② 正解のない状況で、責任を持って決める力 福祉用具は「最適」より「今の最善」を作ることが多いです。
予算、家の制約、本人の希望、家族の介助力、制度の範囲。全部が揃うことは少ない。
そこで“事故を避けつつ、本人が納得して使える形”に落とし込む判断が必要です。
責任の重さがあるからこそ、人の価値が出ます。

③ 多職種・家族を含めた調整力(合意形成) 本人・家族・ケアマネジャー・介護職・リハ職など、関係者が多いほどズレが出ます。
相談員は、情報を揃えて、優先順位を整理して、合意を作ります。
ここはAIが“代行”しにくい領域で、むしろ人間の信頼が武器になります。

この3つを、自分の経験(バイト、サークル、ゼミ)に当てはめて語れると、就活の強い軸になります。


AIを“敵”にしない。むしろ使える人が強い(福祉の現場例)

AI時代に強い人は、「AIに勝つ人」ではなく「AIを使って価値を増やす人」です。
福祉用具の現場でも、すでにAI的なツールは役立ちます。

たとえば、
・製品情報や仕様、対応する身体状況の整理(調べ物の速度が上がる)
・説明資料や注意点の文章化(伝え漏れを減らす)
・面談メモの要約、関係者への共有文作成(連携の質が上がる)

こういう部分をAIで効率化できれば、その分、現場での観察・説明・調整に時間を使えます。

つまり“人にしかできないところが濃くなる”
ただし注意点もあります。AIは便利ですが、現場の判断を丸投げすると危険です。
提案の根拠は必ず確認し、本人の状態・住環境・家族状況に照らして妥当かを人が見極める必要があります。
福祉は安全と尊厳が絡むので、最終責任は人が持つ。
ここを理解している学生さんは、採用側から見ると安心感が高いです。

就活では、「AIが不安だから避ける」ではなく、「AIで調べ物や資料作成を効率化し、その分現場の支援に集中したい」と言えると、時代感のある志望動機になります。


志望動機の作り方(短い例文つき)

最後に、学生さん向けに志望動機を“そのまま組み立てられる形”で置いておきます。

コツは、
①AI時代の視点→②仕事理解→③自分の強み→④伸びたいこと、
の順です。

たとえばこうです。

・志望動機例:
「AIが普及するほど、現場で相手の状況を観察し、正解のない中で安全と納得を両立させる仕事の価値が高まると考えています。福祉用具専門相談員は、モノを提案するだけでなく、住環境や家族状況も踏まえて生活を整え、導入後も調整して暮らしを支える仕事だと理解しました。相手の話を丁寧に聞き、情報を整理して伝えることが得意なので、その強みを活かして信頼を積み上げたいです。」

・自己PRのつなぎ例:
「接客で、要望が曖昧なお客様に対して質問を工夫し、選びやすい形に整理して提案した経験があります。福祉の現場でも、本人の言葉にならない不安を拾い、納得できる選択肢に落とし込む力として活かしたいです。」

この形で書けると、「AI時代の不安」を「職業理解と行動」に変えて語れます
そこが就活では一番強いです。


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詳細な講座の内容や日程もサイト内で確認できますので、ぜひチェックしてみてください。

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