こんにちは！ケアラボオンライン資格取得講座スタッフです。
福祉や介護のお仕事に興味を持っている方の中には、「福祉用具貸与事業所って実際どんなところ？」「働くメリットや大変なことって何だろう？」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、**福祉用具専門相談員の主な就職先の一つである「福祉用具貸与事業所」**について、働くメリットとデメリットをわかりやすくまとめました。これから就職・転職を考えている方や、資格取得を検討している方にぜひ参考にしていただけたらと思います。
まずは簡単に「福祉用具貸与事業所」についておさらいしておきましょう。
福祉用具貸与事業所とは、介護保険制度に基づいて、要介護認定を受けた方に対して車いすや介護ベッド、歩行器、手すりなどの福祉用具を**レンタル（貸与）**する事業所のことです。
この貸与サービスを行うためには、事業所ごとに福祉用具専門相談員を2名以上配置することが義務付けられています。つまり、資格を持った相談員は必ず必要とされる存在。就職や転職の際にも、需要の高い業界といえるのです。
介護保険制度の中で配置義務があるため、福祉用具専門相談員は就職・転職に強い資格です。特に貸与事業所は全国に多数あり、都市部から地方まで幅広い地域で求人があります。
「地元で長く働きたい」「転職先を安定させたい」と考えている方にとっては、大きなメリットになるでしょう。
福祉用具は、要介護者の生活の質を大きく左右します。
「この歩行器にしたら外出が楽になった」
「ベッドを替えたら介護する家族の負担が減った」
といった声をいただけるのが、福祉用具専門相談員の大きなやりがいです。利用者本人だけでなく、ご家族や介護スタッフからも感謝されることが多く、モチベーションにつながります。
貸与事業所では、さまざまなメーカーの福祉用具を取り扱います。現場で実際に用具を扱いながら学べるため、カタログや講座だけでは得られないリアルな知識が蓄積されます。
「最新の福祉用具に詳しくなる」「利用者に合わせたアドバイス力がつく」など、スキルアップを実感しやすい職場です。
貸与事業所の仕事は、ただ用具を貸し出すだけではありません。ケアマネジャーとの連携や利用者宅への訪問など、コミュニケーション力が求められます。
また、新しい福祉用具を提案する場面では営業的な要素もあり、社会人として幅広いスキルを身につけられるのも魅力の一つです。
福祉用具貸与事業所で経験を積むと、将来的に以下のようなキャリアにつなげることも可能です。
・福祉用具メーカーでの営業職
・介護施設での福祉用具担当
・講師や研修担当としての活躍
「相談員」からさらにキャリアを広げたい方にも、大きなメリットといえるでしょう。
もちろん良いことばかりではなく、働く上で「ちょっと大変だな」と感じる部分もあります。正直にお伝えしますね。
福祉用具は大きくて重いものも多いです。ベッドや車いすの搬入・設置、手すりの取り付けなど、体を使う作業が発生します。
慣れないうちは「力仕事が多い」と感じる方もいるかもしれません。ただし、最近は分解して持ち運べる製品も増えており、工夫次第で負担は軽減できます。
一口に福祉用具といっても、種類はとても多く、利用者によってニーズも異なります。
・身体状況に合った用具選び
・自宅の間取りや環境に合わせた提案
・法制度や介護保険のルール
など、幅広い知識が求められるため、最初は勉強に追われるかもしれません。
「使いやすさ」「費用」「介護する家族の負担」など、いろんな視点を考慮しなければなりません。
中には「せっかく提案したのに合わなかった」「家族と本人の希望が食い違う」といったケースもあり、調整力や粘り強さが必要です。
事業所によっては、レンタル件数や販売ノルマが設定されていることもあります。営業が得意な方にはやりがいになりますが、人によってはプレッシャーに感じることもあるかもしれません。
（道具の扱い方を学ぶ、同僚と協力する）
（講習や勉強会に参加する）
（利用者・家族・ケアマネと良い関係を築く）
これらを意識することで、やりがいを感じながら働き続けられるはずです。
福祉用具貸与事業所で働くことには、
といったメリットがたくさんあります。
一方で、体力的な負担や調整の難しさなどのデメリットもありますが、それらを工夫しながら乗り越えることで、確実に成長できる仕事です。
もしあなたが「人の役に立つ仕事がしたい」「安定した資格でキャリアを築きたい」と考えているなら、福祉用具専門相談員として貸与事業所で働くのは、とてもおすすめの選択肢ですよ。
今後も、皆さまにとって役立つ情報を発信していきますので、どうぞお楽しみに！
詳しくは、当社の公式ウェブサイトをご覧ください。
お申込みも簡単に行うことができます。
詳細な講座の内容や日程もサイト内で確認できますので、ぜひチェックしてみてください。
